11-12 DEATHLABEL BOARD(FREERIDE編)
今回はDEATHLABELのBOARD。
中でもブランドイメージからは、異端にも感じる方もいるかと思いますがラインナップも豊富なのでFREERIDE BOARDのアイテムについて書きたいと思います。
まずはブランドのアウトラインから少し話します。このDEATHLABELはご存知の方も多いかと思いますが、ALLIANのJAPAN LIMITEDとして発売された【DEATH SERIES】がブランドへのスタートでした。それを見事に成功させた大川氏がブランドの創始者です。彼はとにかく3Sにおいての向上心と行動力に優れていて、このヨコノリ業界でも、「彼は実は複数の影武者がいるのでは?」と言うくらい、様々なシーンに必ずと言っていいほど居ます。私個人的にもリスペクトする人間であり、彼とも長い付き合いで【取引先】という概念は全くと言っていいほど消えていて対・一ヨコノリ大好き人間としての付き合いの方がウェイトが高くなっているかもしれませんね。
つい先月の二人の会話で共通の認識というか、エピソードは・・・
『周りに何を言われようとも我々は突っ走りましょ!』
「仕事しないで滑ってばかりで。」「いいね~遊んでばっかで。」と言われても止まらない。
ヨコノリに魅了された生き方として発信源であり続けましょう。・・・ということです。
そんな彼が手がける、ホントのスノーボード好きが行き着く先、それは『FREERIDE』。
このアイテムは世に売れようが売れまいが、『自分たちが乗りたいボード』というコンセプトで作られています。
本題へ。
個人的に一番のおススメはズバリ『THE DRIFTTER』です。

パウダーでの浮力・操作性はもちろんアイスバーンでのエッジのホールド性が抜群です。これは私の中では『名機』の殿堂に入っているくらいです。芯材は竹(BAMBOO)を使用していて、軽さと反発力も兼ね備えています。ソフトロッカー形状なのになぜアイスバーンでのエッジのホールド性が優れているのか?
それは、画像では分かりづからいかもしれませんがバイン周りのエッジが雪面をしっかり捉えるよう、膨らんでいるのです。(IRON FIST EDGE PRESSURE)

また昨年モデル(10-11)との革新的違いがノーズのソール形状。

昨年まではノーズからテールに向いてロッカーしていましたが11-12モデルはここが3Dになっています。これによってノーズでの浮力が従来の2方向から360度全方向で浮力をキャッチすることが可能になりました。フリーランの醍醐味を感じてしまったスノーボーダーには超おススメです!
続いて、THE COFFIN。
これもDRIFTTER同様に所有していますが、このボードはどちらかと言うとパウダー専用機という感じです。

それもタイトなツリーよりも開けたオープンバーンで高速でパウダーを切り裂くようなシーンに適していると思います。独特のテールの形状が高速時における歯止め的な役割を果たしてくれます。
しかし、ゲレンデでのクルージングになるとテールの『抜け』が悪くなる感じがするため、緩斜面や低速時の操作性が少し苦労する部分があります。
海外からの注目度が高い形状であることもゲレンデ環境の差のせいかもしれませんね。完全にセカンドボードでおススメです。
11-12 UNION BINDING
2004年にスタートしたUNION BINDING。
今シーズンのUNION BINDINGをチョイスするにあたっては、少しだけUNIONの歴史的な部分から入らないと上手く伝えられないので、ちょっと前のお話から。
2004年当時のバインディングの勢力図といえば圧倒的にBURTONとFLUXの2極体制でした。
当時『バインディングの新規参入ほど厳しい』なんて言われていました。
しかし、今となってはUNIONを使用するユーザー・ライダーが目立つようになりました。
新規参入して成功した理由はとにかく【素材からのクオリティ】【機能】から製品作りをしたからである事は言うまでもありません。それが認められたからです。また、マーケティング的にはDEELUXEとのマッチングがBESTなんて言われていますが、これはあくまで!マーケティングの話であって、他ブランドとのマッチングの良さも、UNIONが躍進した理由の一つではないでしょうか。
では、どの部分が他と差別化ができたのか?おさらいします。
まずは【ベースプレート】
ほぼすべてのブランドが再生素材を混載して作ったベースプレートに対してUNIONはDUPONT社のZYTELという素材を100%使用しています。強度に優れ、ひずみの無い均等なバランスが取れる事が強みです。よっぽどの自信があるのか?LIFETIME WARRANTY(永久保証)
ヒールカップ
金属を曲げて作ると必ずそこには金属疲労が生まれ、そして伝達力もキンクしてしまいますが、UNIONのお馴染みのヒールカップは金型へ素材を流し込み形成するので、余計な負荷を加えて作ったものではないのです。よって、強度を保ちバランス良くヒールサイドへパワーの伝達が可能になります。
BUSHING
個人的にはこのBUSHING機能が発売当時すごく衝撃を受けました。

従来はボードとバインディングは共に硬いもの同士で接していました。
よくバインディングの際でボードが折れる光景を目にすると思いますが、それは雪面とバインディングに挟まれたボードの力の逃げ場所が無い事を裏付けています。UNIONのバインディングを使用しているユーザーさんのボードの折損は従来よりも減っています。またもちろんですが、雪面やボードから来る振動吸収の役目も果たしています。
これらが、以前から今期のモデルまで備わった機能性です。
では11-12 MODELを
まず11-12 MODELで最も注目してほしいアイテムがATLASです。

噛み砕いて言うならばFORCE(下記画像)の軽量化バージョン。もちろんトゥーストラップなど全般的にすべてのモデルがアップデートされていますが、ハイバックの大きく違いがあります。このMULTIZONE HIBACKは上部ほど柔らかく、かかとに近づくにつれて硬くなっています。ふくらはぎ部分は刺さる感覚があってはストレスになりますので、その部分はソフトにそしてしっかりと踏むかかと部分はハードに伝達力を良くした作りになっています。

フリーランからパークまでオールラウンドにスノーボーディングする方にはおススメです。
逆に足裏感覚はソフトなエッジングが好みの方はCONTACT PROがおススメです。

抜群の軽さに加えて、まるで映画【MATRIX】の有名なシーンである、のけぞっても転倒しないような感覚が得られます。また昨シーズン個人的に使っていたんですが、パウダーの時のパフォーマンスがとても良かったです。ヒール側への伝達力が早いバインディングだと沈んでしまう感覚があるのですが、このCONTACT PROのTRIPLE ZONE BUSHING SYSTEMは足裏を面で捉えている感覚があってパフォーマンスが良かったです。Sサイズもあるのでレディースにも対応できます。
最後にレディース用バインディングTRILOGY。

もう使った方もたくさんいると思いますが、とにかく【軽い】ことが挙げられます。女性にとってバインディングの重量はもしかしたら、男性よりも重視していい部分かもしれません。朝から夕方までバインディングの重さを感じることなく過ごすことが、疲労度を軽減し長い時間滑ることが可能になってスキルアップにもつながると思います。また締めつけ感の少ないストラップも、女性に優しい機能の一つと言えます。
ベースプレートは【LIFETIME WARRANTY】。要するに【永久保証】
11-12 SIGNAL SNOWBOARDS
SUPERNATURALのコンセプトを受け継ぎ2004年にスタートしたSIGNAL SNOWBOARD。
ブランド創始者はLIB-TECHで一世を風靡したDAVE LEE。
のちに自社工場LODGEを所有し、2011年にはVOLCOMのボードを作るなど、現在他社ブランドのボードも手掛けるハイクオリティで独創的なボードを作り出しています。
SIGNALの代名詞的・代表的なアイテムと言えば何と言っても、【PARK SERIES】

初年度からこのアイテムは定番であり続けています。
キャンバーボードでソフトフレックス。近年スノーボーダーが求め続けてきた要素が現実になったボードで発売初年度から支持を受け続けているアイテムです。もちろん進化を続けながら。
2009年には待望の142cmが登場し、「SIGNALに乗りたい!」というレディーススノーボーダーがようやくベストサイズで使えるようになりました。それまでは136cmを選ぶか、146cmを選ぶか・・・の極端な選び方をしなくてはならなかったんですよ。
そして2010年には初のシンタードベースを使用。我が日本の湿雪にも十分に対応できるソールを配備しました。
個人的にも今まで3回SIGNAL PARK SERIESを購入し、シーズンを過ごしたんですが、一言で言うと【ノンストレス】。新しいボードに初めて乗るときってなかなかしっくりとこないのが当たり前なんですが、毎回毎回驚かされるのは【何度か乗った後】のように、始めのワンターンからしっくりとアジャストできるんですよ。
持論として思うのが、【朝一からリフトが止まるまで】しっかりと踏めるようなボード選び。一発は凄くパフォーマンスが出るけれど昼過ぎには【もう疲れて踏めない・・・】ボードを選ぶのは週に1~2回の【通い】には、慣れるまでの時間すらがもったいない!だから【楽に乗れて】【しっかり踏める】それが上達も手助けしてくれるに違いない!と思います。
名前の通り【PARK】ユーザーはもちろんなんですが、グラトリ大好きなスノーボーダーにももちろんおススメです。とにかく軽くて楽しいPARK SERIES。一度は体験してほしいアイテムです。
サイズは136cm/142cm/146cm/150cm/152cm/154cm/156cm/158cm
2010年は150cmにJAKE OLSON-ELMのシグネイチャーグラフィックが出たんですが、2011-12 MODELは待望の日本人ライダー堀井優作クンのシグネイチャーグラフィックYUSAKU PARKとして登場!152cm。日の丸を意識させるようなグラフィックでカッコイイですよ!もちろんSPECは通常モデルと同じです。

SIGNAL PARK SERIES SPEC

そしてもう1アイテムPICK UPしたいのが、【OG SERIES】
1inch(2.54cm)セットバックされたいわゆる【ディレクショナルツイン】。個人的にもツインのボードをここ数年使っていますが、気持ち良いフリーランをしたい時、パウダーの時はやっぱり少しセットバックを入れるようにセッティングし直すんですよね。
ほんの1~2cmのセットバックを入れるだけでパフォーマンスがすごく変わるんですが、そんなセッティングにした時のフリーランとパウダーは楽しくて×楽しくてしょうがない経験をした事はありませんか?
特に2010シーズンはパウダーに当たることの多いシーズンでした。同時に少なからず、フリーランの楽しさに目覚めたスノーボーダーもたくさんいるはずです。そんなスノーボーダーにはこのアイテムはぜひお勧めです。PARK SERIES同様にめちゃくちゃ軽いうえに、TRIAXのラミネートがいいレスポンスを出してくれます。
PARK SERIEよりは少し【張り】があるんですが、高速時の安定感は抜群です!
もちろんパークでも使えます。近年のツイン全盛でツインチップイコールパーク・グラトリって思うかもしれませんが、その前はほとんどがディレクショナルツインやディレクショナルだったし、他のブランドのパークゴリゴリのモデルでもセットバックの入ったモデルが11-12シーズンでは出始めています。今まではパーク10に対してフリーラン0の選び方が多く見受けられましたが、これらはパーク5,フリーラン5といった感じでしょうか。今後見直されてきて主流にまでとは言いませんが増えてくると思いますよ。

これは共通グラフィックです。どのサイズにも共通になります。
サイズは151cm/153cm/155cm/157cm/159cm/163cm
JAKE OLSON-ELMのグラフィックがこれ!151cmです。他に153cmはMATT HAMMER,159cmはCHRIS DUFFICYのグラフィックがあります。

ソールはSIGNALの取り組みで【FLOTSAM & JETSAM PROJECT】を推進していて、要は余分なごみはなくそう!ってことでソールカラーは余ったソールを使うのでランダムカラーになります。
SIGNAL OG SERIES SPEC

もちろんこのほかにもOMNIやFLAT PARK,VITA PARKなどありますが、11-12 MODELは特にこの2アイテムが個人的に選びたいボードです。
ご質問などあればお気軽に☆